
私どもネットショップは、常日頃皆様に「ありがとうございます」の気持ちをお伝えすることが、なかなか直接にできません。 しかし感謝の気持ちは、伝えていかないといけないと思っています。それは、「ありがとう」をお伝えすることで、人々の心が優しくなると信じているからです。
昨今の不安定な情勢の中で、私たちの真摯な思いが大きな輪となって広がり、皆様との絆を感じさせていただけたら、どんなにか素晴らしいことでしょう。
こうした願いからネットショップの有志39店舗が集まり、今回の企画実現の運びとなりました。
当店の「ありがとうメッセージ」
周りは一面の水。注意しながら、膝上まである水の中を歩く。ようやくたどり着いた店舗は、1mも水をかぶった状態だった。
そう、あれは1998年の9月の事だった。前日から降り続いた雨はやむことを知らず、夜の闇の中で不安が増幅していった。「まるで滝のよう」使い古されたフレーズだが、雨の多い高知でもこれほどの雨ははじめてだった。時間雨量が実に100mm。その雨が、10時間も続いたのだ。記録的な集中豪雨の発生であった。
心配になって店を見に行こうとしたが、既に道路は冠水していて全く通行できない状態。眠れぬ夜を過ごし、夜明けになって少し水が引いたところで店に向かう。
目に映ったのは、絶望的な光景だった。全ての商品が水に浮き、什器も何も胸まである水の中に沈んでいた。
「いったいどうすればいいんだ!」
頭の中が真っ白になった。
それでも水が引いたあと、なんとか後かたづけを始める。気が重いこともあって、遅々として進まない作業。放り出してしまいたいような、殺伐とした感情におそわれる。
そんなとき、ボランティアで片づけに協力してくれる人たちが現れた。同じ商店街の人たちだった。もちろんその人たちも被災していて、大変なはず。なのに、より大きな被害を受けた私たちのために、汗を流してくれたのだった。
店の前の公園には、たちまちゴミの山。それを丹念に分別し、いつゴミの収集車がやってきてもかまわないように整理していく。その姿は、本当に力強かった。
100万回のお見舞いの言葉よりも、ゴミの山に立ち向かうその後ろ姿は、私を励ましてくれた。
おかげで比較的早く、なんとか営業を再開することができた。いまこうして営業できるのも、あの時に諦めなかったからだ。そして頑張る力をくれたのは、ボランティアで活動してくれた仲間たちのおかげだ。
本当に「ありがとう」
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